今日は朝から晴れ気温も高く、気持ちの良い秋晴れの一日となりました。11月1日から始まった菊花壇展も今日で8日目。会期も中盤に来て各花壇も華やいできました。本日は新宿御苑の菊花壇を代表する「大作り花壇」をご紹介します。
大作り花壇は、木の素材を生かした障子屋根とよしず張りの上家に、大作りという技法で仕立てた菊を陳列した花壇です。
今年は花壇正面に向かって左から「白孔雀(しろくじゃく)」(白色)518輪、「裾野の曙(すそののあけぼの)」(薄黄色)373輪、「白孔雀(しろくじゃく)」(白色)610輪、「紅葉狩(もみじがり)」(紅色)350輪、「裾野の輝(すそののかがやき)」(黄色)518輪を展示しています。
大作りとは一株の菊を半円形に仕立てて、数百輪もの花を咲かせる技法のことです。これは新宿御苑独自の技術で、全国各地の菊花壇展で見られる千輪作りの先駆けにもなりました。
菊花壇の中でもっとも優れている花壇ということから「白眉」とも呼ばれています。
一株から咲いているとあって、お客さまがもっとも注目されるのが株の根元です。沢山のお客様がしゃがみ込んで鑑賞していらっしゃいましたが、いろいろな角度で見ると新しい発見があるので、試してみてはいかがでしょうか。

皇室ゆかりの伝統を受け継ぐ新宿御苑の菊花壇。
晩秋の日本庭園を特色あふれる菊の花々があでやかに彩ります。
趣あふれる日本の伝統美の世界をご鑑賞ください。
★詳細はこちら>>環境省 新宿御苑管理事務所ウェブサイト
(1)新宿御苑菊花壇展
■日時:
2018年11月1日(木)~11月15日(木)(期間中は無休)
9:00~16:00(閉門は16:30)
■会場:
新宿御苑内 日本庭園(東京都新宿区内藤町11)
■料金:
新宿御苑への入園料が必要です。(大人200円、小・中学生50円)
■内容:
皇室の伝統園芸を受け継ぐ「菊花壇展」を開催します。
(2)菊花壇解説展
■日時:
2018年10月30日(火)~11月18日(日)(期間中は無休)
9:00~16:30(最終日は15:00まで)
■会場:
新宿御苑インフォメーションセンター 1階アートギャラリー
■料金:
無料
■内容:
新宿御苑菊花壇展の魅力を分かりやすくご案内します。
(3)明治150年企画「菊花へのまなざし」展
■日時:
2018年10月30日(火)~11月18日(日)(期間中は無休)
9:00~16:00(閉門は16:30)
■会場:
レストランゆりのき(エコハウス)展示室
今年は、明治150年記念事業の一環として、普段立ち入れない菊の栽培所を公開するとともに、パークボランティアによる菊花壇展のガイドウォークを以下の日程で行います。
(4)菊栽培所の特別公開
■日時:
2018年11月1日(木)から15日(木)まで
■時間:
午前9時から午後4時まで
■場所:
菊栽培所 ※千駄ヶ谷門寄りにあります芝生広場の近くからご入場ください。
(5)菊花壇展のガイドウォーク
■実施日:
2018年11月11日(日)、13日(火)、15日(木)
■時間:
①午前10時30分から ②午後1時30分から
■場所:
当日開始時間までに、新宿門を入ってすぐ右側にある案内看板前へお集まりください。
この期間だけの特別な新宿御苑を是非お楽しみください。
2018年11月 8日 12:29