今日は朝から晴れ、気持ちの良い秋の空気が園内を包み込んでいます。秋深まる園内、日本庭園では、本日より『新宿御苑菊花壇展』が始まりました。
新宿御苑の菊花壇展は、池や水の流れに沿って散策する池泉回遊式の日本庭園内に、木や竹の素材をいかした上家(うわや)といわれる建物を設け、特色あふれる菊の花々を、皇室ゆかりの伝統の様式で飾りつけます。中央休憩所横から日本庭園にお入りになって、それぞれの花壇を順路に沿ってご覧いただくと、もっとも美しく鑑賞できるようにデザインされています。
【六角花壇】(6分咲き)
本年は明治150年を記念し菊花壇展が特別なものになっています。六角花壇は明治時代に赤坂御苑で作られていた花壇の写真をもとに復刻した花壇です。六角形の上家の中には中央から大菊の厚物、江戸菊、クッションマムが植え付けられています。
【懸崖作り花壇】(開花~2分咲き)
【伊勢菊、丁子菊、嵯峨菊花壇】(開花~3分咲き)
【大作り花壇】(4~5分咲き)
大作り花壇は1本の株から数百輪もの花が咲くように仕立てたもので、新宿御苑を代表する菊花壇となっています。今年は花壇正面に向かって左から「白孔雀(しろくじゃく)」(白色)518輪、「裾野の曙(すそののあけぼの)」(薄黄色)373輪、「白孔雀(しろくじゃく)」(白色)610輪、「紅葉狩(もみじがり)」(紅色)350輪、「裾野の輝(すそののかがやき)」(黄色)518輪を展示しています。
【江戸菊花壇】(開花~3分咲き)
【第二露地花壇】(みごろ)
【一文字菊、管物菊花壇】(6分咲き)
【肥後菊花壇】(つぼみ~開花)
【大菊花壇】(6~7分咲き)
11月7日以降には全体がみごろになる予想です。華やかな菊の世界をお楽しみください。

皇室ゆかりの伝統を受け継ぐ新宿御苑の菊花壇。
晩秋の日本庭園を特色あふれる菊の花々があでやかに彩ります。
趣あふれる日本の伝統美の世界をご鑑賞ください。
★詳細はこちら>>環境省 新宿御苑管理事務所ウェブサイト
明治150年記念事業の一環として、明治天皇の誕生日である文化の日【11/3(土)】は無料開園いたします。
(1)新宿御苑菊花壇展
■日時:
2018年11月1日(木)~11月15日(木)(期間中は無休)
9:00~16:00(閉門は16:30)
■会場:
新宿御苑内 日本庭園(東京都新宿区内藤町11)
■料金:
新宿御苑への入園料が必要です。(大人200円、小・中学生50円)
■内容:
皇室の伝統園芸を受け継ぐ「菊花壇展」を開催します。
(2)菊花壇解説展
■日時:
2018年10月30日(火)~11月18日(日)(期間中は無休)
9:00~16:30(最終日は15:00まで)
■会場:
新宿御苑インフォメーションセンター 1階アートギャラリー
■料金:
無料
■内容:
新宿御苑菊花壇展の魅力を分かりやすくご案内します。
(3)明治150年企画「菊花へのまなざし」展
■日時:
2018年10月30日(火)~11月18日(日)(期間中は無休)
9:00~16:00(閉門は16:30)
■会場:
レストランゆりのき(エコハウス)展示室
今年は、明治150年記念事業の一環として、普段立ち入れない菊の栽培所を公開するとともに、パークボランティアによる菊花壇展のガイドウォークを以下の日程で行います。
(4)菊栽培所の特別公開
■日時:
2018年11月1日(木)から15日(木)まで
■時間:
午前9時から午後4時まで
■場所:
菊栽培所 ※千駄ヶ谷門寄りにあります芝生広場の近くからご入場ください。
(5)菊花壇展のガイドウォーク
■実施日:
2018年11月1日(木)、4日(日)、6日(火)、8日(木)、11日(日)、13日(火)、15日(木)
■時間:
①午前10時30分から ②午後1時30分から
■場所:
当日開始時間までに、新宿門を入ってすぐ右側にある案内看板前へお集まりください。
この期間だけの特別な新宿御苑を是非お楽しみください。
2018年11月 1日 12:32