本日10月23日(火)は暦の上では秋の最後の時節、二十四節句のひとつ「霜降(そうこう)」です。山間部や北国では霜が降り、朝には草木が白く化粧をする頃といわれ、山は野の花に代わり紅葉で彩られます。この日から11月7日の立冬までの間に吹く寒い北風を木枯らしと呼びます。
日に日に風が冷たくなってきましたが、園内もいよいよ本格的な秋景色となってきました。11月1日から始まる秋の伝統行事・皇室ゆかりの「新宿御苑 菊花壇展」に向けて、スタッフ一同で準備を行っております。
菊花壇展の舞台となるのが日本庭園です。こちらでは、菊の担当職員が菊花壇の準備を行うとともに、庭園管理を担当する各班の職員が会場整備を行っています。
本日は清掃班が順路となる砂利敷きの園路整備を行いました。
熊手を使って、園路脇や外に出てしまった砂利を中央へ掃き戻し、大きな石や落ち葉は掃き集めて取り除きます。最後に圧をかけて馴染ませて、全体を平らにならして仕上げます。
みなさまに安全、快適に菊花壇展をご覧いただけるよう、敷き方なども工夫しながら作業に取り組んでいます。
年に一度の晴れ舞台にむけて、菊と庭園管理の担当職員一丸となって準備を進めております。作業中はご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

「新宿御苑菊花壇展」開催予告
日時:2018年11月1日(木)~11月15日(木)(期間中は無休)
9:00~16:00(閉門は16:30)
会場:新宿御苑内日本庭園
料金:新宿御苑への入園料(大人200円、小・中学生50円)
内容:皇室の伝統園芸を受け継ぐ「菊花壇展」を開催します。

2018年10月23日 15:30