本日10月4日は「とう(10)がらし(4)の日」として、10月1日~10日までの10日間、新宿内藤とうがらしフェアと題して新宿周辺ではイベントが行われています。
とうがらしといえば鷹の爪がおなじみですが、内藤とうがらしはマイルドな辛みと風味が特徴です。
内藤とうがらしの歴史は、江戸時代まで遡ります。新宿御苑の地に下屋敷を構えた高遠藩主・内藤清成氏の家の菜園で栽培が始まりました。当時、江戸の町は出稼ぎ労働者も多く、手早く食べられるおそばがブームになると共に内藤とうがらしは、そばに添える薬味として大変な人気となりました。秋の実りの季節には周辺の畑一帯が真っ赤に染まるほど、広く栽培されていたそうです。
その後の江戸の都市開発と共に畑は減り、より辛みの強い鷹の爪の登場で内藤とうがらしはいったん姿を消しました。しかし2008年に内藤とうがらしプロジェクトが発足し、歴史の解明と栽培復活の取り組みが進められ、2010年に復活し、現在では地域の商店街や家庭、新宿区内の小学校などでも栽培がおこなわれるなど、プロジェクトは広がりを見せています。
園内各所の売店では、新宿ゆかりの江戸東京野菜・内藤とうがらしを取り入れた「内藤とうがらしグッズ」の販売を行っています。
また、レストランゆりのきが併設されたエコハウス展示室では、新宿ゆかりの江戸東京野菜である内藤とうがらしをテーマに、歴史や魅力、新宿地域の小学校や中学校、高校、大学などの学習活動や栽培研究の取り組みをご紹介した「新宿内藤とうがらし文化展」をおこなっています。
内藤とうがらしにご興味を持たれた方は、10月6日(土)~8日(月祝)の3日間、新宿門横にあるインフォメーションセンター前の広場で、新宿御苑ゆかりの内藤とうがらしの鉢植えや内藤とうがらしの加工品、江戸東京野菜をご紹介する「野菜市場 in 新宿御苑」が開催されます。歴史や文化にふれながら、内藤とうがらしについて学んでみませんか?
新宿御苑にお越しの際は、是非お立ち寄りください。
■【第5回】新宿内藤とうがらしフェア■
とう(10)がらし(4)にちなみ、2018年10月1日(月)から10月8日(水)まで、新宿各地で内藤とうがらしの魅力を発信するさまざまなイベントが開催されます。
・新宿御苑では2018年10月6日(土)~8日(月祝)に新宿門横のインフォメーションセンター前広場にて内藤とうがらしの苗などをご紹介する野菜市場を開催します。
※内藤とうがらし苗は数量限定のため完売になる場合がございます。
・2018年10月6日(土)~7日(日)に新宿門横のインフォメーションセンター前広場にて「第2回福島マルシェat新宿御苑」が同時開催されます。
2018年10月 4日 11:23