陽射しは強いものの、爽やかな風が吹いています。今日はお散歩をするのにぴったりの陽気になりました。お客様は半袖や薄手のシャツ姿で青空が眩しい秋の日の散策を楽しんでいらしゃいます。
大温室の乾燥地のコーナーで、「多肉とサボテンの展示会」が始まりました。
ぷっくりとした葉や茎で人気のある多肉植物ですが、肥厚した葉や茎、根には水を蓄える性質をもっています。実はサボテンも多肉植物の1種です。多肉植物の多くは、南アフリカや中央アフリカ、メキシコやマダガスカルといった砂漠や海岸など乾燥した環境に自生しています。たくさんの水分を蓄えることが出来るため、乾燥地帯で生育することができるんですね。
多肉化した組織は、夕方から気孔を開き呼吸を始めます。取り込んだ二酸化炭素をリンゴ酸などの有機酸にして蓄えます。昼間は蒸散を防ぐために気孔を閉じ、夜間に作った有機酸を使って光合成をするという特別な代謝があります。生態もユニークですが、多肉植物には見た目も個性豊かな植物がたくさんあります。
【写真↑:ミドリノタイコ】
【写真↑:ライオンニシキ】
【写真↑:クロホウシ】
多肉植物に触れるコーナーもあります。可愛らしい多肉植物に優しく触れてみてください。
光あふれる温室で多肉植物をお楽しみください。
2018年9月19日 13:35