新宿御苑では8月4日(土)~5日(日)に環境省主催の福島復興応援イベント「福島マルシェ」を開催します。インフォメーションセンター前広場にて、福島県の旬の食材である桃を中心とした福島県産品の販売や、福島県産木材を使った木工教室をお楽しみいただけます。
カフェはなのきはこの度のリニューアルに伴い、内装に福島県産木材を使用し、福島県木材協同組合連合会から寄贈されたテーブルを配置するなど、木の温もりを感じることができるカフェに生まれ変わりました。リニューアルオープンにあわせて、8月4日にはオープニングセレモニーが行われました。
インフォメーションセンター前には3つのブースが設けられました。
国民公園協会新宿御苑のブースでは、新宿御苑ゆかりのフルーツにちなんだ特製かき氷をはじめ、御苑ゆかりの食材を用いたスイーツやオリジナルグッズをご紹介しています。
かき氷は昔ながらの手回しタイプの機器を使い、スタッフがひとつひとつ手作りしています。今日も記録的な猛暑となりましたが、ひんやり冷たいかき氷が大人気でした。
(写真:かき氷)
お土産コーナーには、福島県産のイチゴやモモ、ゴボウ、ニンジンといった食材を使ったスイーツのほか、桑茶のサブレ、桑茶葉、桑の葉うーめんなどが並びました。
福島県産の野菜やフルーツを使った各種ケーキのなかでも、特におすすめなのが御苑ゆかりのイチゴケーキです。
日本初の国産イチゴである「福羽苺」は、今から100年以上も前の明治33年(1900)に新宿御苑で誕生しました。そんな御苑の歴史ゆかりのスイーツを、現在みごろをむかえた福羽苺とともにご紹介しています。
明治31年(1898)、新宿御苑の農学博士であった福羽逸人(ふくばはやと)は、フランスの「ゼネラル・シャンジー」というイチゴ品種から国産イチゴ第一号となる「福羽苺」を作出しました。当時の新宿御苑は皇室の御料地だったことから「御料イチゴ」とも呼ばれていました。
ふつうイチゴを半分に切ると中は白色ですが、福羽イチゴは中が真っ赤。実もやや面長な形をしているのが特徴です。「とちおとめ」や「あまおう」「紅ほっぺ」など、現在、日本で食べられている多くのイチゴ品種も親元をたどってゆくと福羽イチゴにつながります。
気になる福羽イチゴのお味ですが、現代のイチゴに比べ、濃厚な甘さと食感が特徴で、まるでイチゴジャムのようなイチゴだそうです。
(写真:福羽イチゴ)
このほか、おなじみトマトやアスパラガス、レタス、オリーブ、マッシュルーム、メロンや、洋ランやカーネーションなどの花々、ユリノキやプラタナスといった樹木など、私たちの毎日の暮らしに欠かせない西洋産の野菜や果物、花や樹木の多くが、日本ではじめて新宿御苑で栽培された歴史があります。
福島県観光物産協会のブースでは福島のおいしいもの満載の「日本橋ふくしま館 MIDETTE」が、フルーツ王国福島が誇る旬の果物や人気のお菓子をご用意しております。
福島県産の旬のフルーツ・モモのほか、モモにちなんだスイーツやジュース、なみえ焼きそば、ままどおるといった福島お馴染みのお菓子なども販売しております。
福島県産ブランド材に親しむブースでは、福島県産の木材を使ったイス作りや工作体験のワークショップを行っております。
新宿御苑にお越しの際は、ぜひ福島マルシェにお立ち寄りください。
(写真:ひんやり気持ちい♪氷のオブジェ)
■福島マルシェ
【日時】平成30年8月4日(土)~8月5日(日)
9:00~16:00
【会場】インフォメーションセンター前広場(入園料無料エリア)
2018年8月 4日 14:00