ゴールデンウイーク2日目。今日も、爽やかなお天気に恵まれ絶好の行楽日和になりました。本日はみどりの月間にちなんだ恒例イベント「新宿御苑みどりフェスタ」を開催しました。
みどりの月間とは「みどり」について国民の関心と理解を深めることを目的に、毎年4月15日から5月14日までの1ヶ月間を期間として定められました。期間中は国立公園や地方公共団体など全国各地で自然に親しむ各種行事が開催されます。
新宿御苑みどりフェスタは『大切にしよう「自然とのふれあい」考えてみよう「生物多様性」見つけよう「国立公園の魅力」』をテーマに、国立公園などいろいろな団体が参加してブースを出しています。
新宿御苑ではみどりフェスタ開催にあわせて本日は無料開園日となり、たくさんのお客様が来園され、クラフトコーナーやガイドウォークに参加されたり、木陰でくつろがれたり初夏の一日を楽しまれました。
(写真:主催者挨拶。全国各地からゆるキャラも応援に駆けつけてくれました♪)
私たち国民公園協会も「御苑の木をふれあおう」のブースを出してイベントに参加しました。
新宿御苑には約9200本の樹木がありますが、綺麗な庭園を保つために、植生担当のスタッフが日々管理をしています。こちらのブースでは、剪定で出た木材や枯れた樹木など、園内の剪定木材をリサイクルしたオリジナル木工グッズ作りを行いました。
普段、園内の動植物はお持ち出しをご遠慮いただいていますが、みどりの日ということで、今日は新宿御苑からのプレゼントになりました。
オリジナル木工グッズ作りは、作りたいグッズを決めて、好きな木材を選ぶところからスタートです。
木材コーナーにはサクラやムクノキ、マテバシイ、サルスベリなど色々な木の枝が、さまざまな形や大きさにカットされた状態でズラリと並びました。
木材を選んだら工作コーナーで、好きなイラストやメッセージを書いて仕上げます。
ペンダントやコースター、お部屋のプレート、鍋敷き、ペン立て、花台など、お客さまのアイデアでさまざまなグッズが出来あがりました。
自分の名前や好きなキャラクターのほか、母の日が近いことからお母様に向けた感謝のメッセージや好きな花のイラストを描く方もおり、みなさまそれぞれにデザインを楽しんでいらっしゃいました。
葉っぱのメッセージコーナーでは、タラヨウ(多羅葉)という木の葉っぱを使って、紙のようにメッセージを書く体験ができます。時間がたつと葉っぱは茶色くなってしまいますが、文字はしっかり残ります。お客様のなかには、なんと5年前に書かれたタラヨウのお手紙ハガキをお持ちだという方もいらっしゃいました。
大変に好評で多くのお客さまにご来場いただきました。参加なさるお客さまの楽しそうな笑顔が印象的でした。
ご来場くださったみなさま、本日はありがとうございました。
園内のレストランゆりのきとカフェはなのきでは、本日限定のスペシャルメニューとして福島県産の野菜を使用した磐梯山ジオパークカレーをご提供しました。ライスを磐梯山に見立てたメニューで二本松東和地区の桑の葉茶が添えられています。
レストランゆりのき売店とレストハウス売店では新宿御苑ゆかりの野菜や福島県産野菜の販売の他、福島県産人参ケーキ、桑の葉茶の販売をいたしました。
心地よい風がふく初夏の日、たくさんのお客様にお楽しみいただきました。
2018年4月29日 16:34