本日は青空の広がり、風は冷たいものの太陽の下では、ぽかぽかと暖かく散策日和となっています。東京都心で昨日、ソメイヨシノの開花が発表されましたが、新宿御苑でも「ソメイヨシノ(染井吉野)」が開花しています。ソメイヨシノに続く様にエドヒガンやヨコハマヒザクラなども開花しました。
園内各所の桜が咲き進む中、丸花壇近くでは「ヨウコウ」がみごろをむかえました。
青空に映える華やかな大ぶりの紅色の花は目を惹き、多くのお客様が足を止められて花を愛でていらっしゃいました。花を背景に記念撮影をされる方やレジャーシートを拡げてお花見を楽しまれる方などでにぎわっています。
「オオシマザクラとヨウコウの競演が楽しみだったんだが・・・。」とお客様。
毎年、園路を挟んだ所に植栽されている「オオシマザクラ」の白色とヨウコウの紅色のコントラストがきれいなのですが、今年はヨウコウがひと足早くみごろになり、「私が主役!」といわんばかりに、お客様の注目を集めています。
ヨウコウ(陽光)は、愛媛県の桜栽培家の高岡正明によって作出された、オオシマザクラとエドヒガンの交配種「アマギヨシノ(天城吉野)」にカンヒザクラを交配して作られた栽培品種です。世界の平和を願い「天地に恵みを与える太陽」という意味を持つ「陽光」と名付けたそうです。
(新宿門近く)
丸花壇近くのヨウコウはみごろですが、新宿門近くや中の池近くの木は4~6分咲きとなっています。
(丸花壇近く)
暖かな園内で、桜をゆったりと愛でてみてはいかがでしょうか?
2017年3月22日 12:21