立春の今日、雲一つない晴天に恵まれました。カラッと乾燥した空気は冷たいのですが、少し歩くと身体がポカポカしてきます。春の花が開花し、季節が進んで行くのを感じます。
レストハウス前では、シュゼンジカンザクラが開花しました。例年の開花状況と比べると1ヶ月ほど早い開花になりました。
遠くから眺めると、まだ冬木立のように見えますが、近くで見ると、たくさんのつぼみが膨らみ始めています。
園内にはこの場所の一本だけですが、枝ぶりが良く、中の池のふちで堂々とたたずむ姿が人気の桜です。満開になると、伸びた枝の花が水鏡に映り一段と美しく、枝の上にはメジロなどの小鳥が集い、幸せな風景になります。この桜が咲くのを待っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
シュゼンジカンザクラは伊豆の修善寺の境内に原木があるのが名前の由来で、カンヒザクラとオオシマザクラの種間雑種の栽培品種です。先日開花をお知らせしたカワヅザクラと同じように花びらはやや濃いピンク色ですね。色はカンヒザラに、花の形はオオシマザクラに似ているようです。
天候にもよりますが、みごろは2月の中旬から下旬くらいになりそうです。水面を彩るシュゼンジカンザクラの晴れ姿にご期待ください。
2017年2月 4日 14:24