今日はときおり北風が強く吹き抜けるものの、雲ひとつない青空の広がる良いお天気となりました。
澄みわたる空をバックに、ぽつぽつと開花しているのはウメ。日本庭園や玉藻池、レストラン前など園内各所で咲きすすんでいます。
ウメは百花に先駆けて咲くともいわれ、先日ご紹介したカンザクラとともに、御苑の早春を代表する人気の花のひとつとなっています。
(写真:日本庭園)
ウメの木は園内各所に約300本あります。
そのうちの約80本が、ここ日本庭園のお茶室・楽羽亭の周辺に植栽されており、園内でも屈指のウメ鑑賞スポットとなっています。
楽羽亭の裏手側は斜面になっており、最盛期には白梅と紅梅が咲き誇る華やかな梅林となります。
咲き具合は今日で5分咲きほどですが、開花の早い木は一部みごろをむかえています。
日当たりにめぐまれた場所ということもあり、園内でいま一番ウメが咲きすすんでいます。
こちらは先日、カワヅザクラの開花をご紹介したレストランゆりのき前です。
こちらには約70本のウメを植栽していますが、全体的にまだまだつぼみが目立ちます。
こちらは玉藻池です。
大木戸門より入園してすぐのところにある日本庭園で、こちらには約70本のウメを植栽しています。
玉藻池のウメもつぼみがまだまだ多いものの、白梅、紅梅どちらともぽつぽつと咲きはじめていました。
(写真:白梅)
(写真:紅梅)
冬の寒さ厳しい頃から開花するウメは、春の訪れを予感させる花としても親しまれていますね。
御苑にいらっしゃるお客さまからの人気も高く、「ウメはどうですか?」「ウメはいつが一番良いですか?」「みごろはいつになりますか?」などなど、お問い合わせもたくさんいただきます。
気になるのが今後の咲き具合ですね。
ウメは桜などに比べると休眠が浅いため、花の時期が天候によって大きく左右されるといわれます。
東京はしばらく気温10℃を超える天気の良い日が続くとのこと。順調に咲きすすめば、日本庭園は2月中旬頃から、そのほかのエリアでは2月下旬頃より、全体が咲きそろい、みごろをむかえそうです。
日を追うごとにゆっくりを花を開くウメの花をお楽しみください。
2017年2月 2日 11:00