第2回 歴史的巨樹を巡る~ハクモクレン編~

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 今日も朝から気温がぐんぐんと上がり、園内を散策している汗をじっとりとかく夏らしい気候となっています。来園されたお客様の服装も帽子をかぶって、半そでに短パンなど涼し気な装いで散策を楽しまれていらっしゃいます。
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 日本庭園の梅林のなかにある、落ち着いた雰囲気のお茶室・楽羽亭横にハクモクレンが植栽されています。
 
 春の時期には木全体を純白に染めるほど花が咲き、人気を集める木です。樹高は14メートルで、幹回りは2メートルまで育ち都内随一の巨樹となっています。
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 地中にどっしりと根を張り佇む姿は、新宿御苑の主の風格です。江戸時代に植えられたとされ、御苑に約1万本ある木のなかで、もっとも歴史の古い木のひとつともいわれています。木の近くのベンチに座って、風景をのんびりと眺めるものいいものです。
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 ハクモクレンの木は若い時は、枝は縦に伸びていきますが、老木になるにしたがって横に広がっていくそうです。木の下から見上げてみると、力強く伸びた枝に卵型の可愛らしい葉が生い茂り涼し気です。
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 ときおり吹く風に葉を遊ばせて、夏の日差しが射しこみます。葉が透けてまるでステンドグラスのようです。
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 幾年の時代をこの場所で見守り続けるハクモクレンに思いを馳せながら夏の新宿御苑で、巨樹めぐりをお楽しみください。
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2016年8月 6日 11:53

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