今日も朝から曇り空。まだ冬の様な肌寒い天気が続いていますが、春の足音が聞こえてきている園内、新宿門近くではハチジョウキブシがみごろをむかえています。
遠くから見ると木が黄色に染まっているようですが、近くで観察してみると、一房に50以上の花が咲いています。たくさんのお客様が写真を撮ったり、近づいてじっくりと観察されたりしていました。
ハチジョウキブシは、1921年に八丈島で発見されたキブシの変種で、漢字では八丈木五倍子と書き、実を五倍子(ふし:お歯黒などに利用されていた染料)の代用としたのが名の由来です。
(母と子の森のキブシ)
本州から沖縄の海岸近くの山地に自生しており、キブシに比べ枝が太く、花もやや大きく花序もすらっと長くなります。母と子の森にはキブシが植栽されていますので見比べてみてはいかがでしょうか。
2016年3月13日 10:05