お日様に誘われるフクジュソウ♪

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 お昼近くになって、日があたりはじめるとポンポンとフクジュソウが開きだしました。現在、イギリス庭園の植え込みの中と日本庭園楽羽亭横でみごろをむかえています。元日草という別名を持ち、花言葉は祝福。春の訪れを知らせてくれるようで、楽しみに待っていらっしゃるお客様も多いようです。
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 「きれいなもんだね。花びらがキラキラ光っているね。」「赤いのもあるんだよ。けっこう種類があるらしいね。」とお客さまがフクジュソウ談義をなさっていました。およそ20種類が北半球に分布し、黄色以外に赤、オレンジ、黄緑色の花を咲かせるフクジュソウもあるようです。
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 開花したばかりは茎が伸びず、地面から直接花が咲いているようですが、次第に茎や葉が伸び最終的には20㎝くらいまで育ちます。鮮やかな色の花弁で日光の熱を花の中心に集め、その熱で虫を誘っています。
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 フクジュソウは夏には地上部が枯れてしまいます。夏まで光合成をして、翌年の春までは地下で過ごすスプリング・エフェメラルとよばれる草花の一種です。直訳すると春の短い命というような意味で「春の妖精」とも呼ばれています。
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 楽羽亭横では、すぐ近くでご覧いただけます。お日様を精いっぱい浴びるフクジュソウがお待ちしています。園内散策の際にはぜひお立ち寄りください。

2016年2月 4日 15:05

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