3月21日の本日は『春分の日』です。ちょうど昼夜の長さがほぼ同じになる頃で、この日を境に昼の時間が長くなっていきます。開園間もない時間は、うっすらと灰色の雲が空を覆っていましたが、お昼を過ぎから雲間から青空が見え、ぽかぽかと暖かな過ごしやすい日となりました。暖かさに誘われ、シダレザクラが咲き進んでいます。
新宿御苑には、5本のシダレザクラがありますが、下の池には4本、母と子の森に1本植栽されています。中でも下の池のシダレザクラは人気で、多くのお客様が写真撮影をされたり、写生を楽しまれる方などでにぎわっていました。
「まだ桜が見れないと思っていたのに、こんなに見事な桜が見れて来てよかったです。」とお客様。
咲きはじめたシダレザクラの可愛らしい薄ピンク色の花を、愛でていらっしゃいました。
空を覆うように、広がる枝がときおり風にしなやかに長れるように揺れる姿は、天女の羽衣が舞っているようです。
現在、4本のうち1本が5分咲きと咲き進んでおりますが、その他は開花したばかりで、つぼみが目立ちますが、これから暖かい日が続くようなので、天気にもよりますが24日ごろ見ごろとなりそうです。
桜咲く春の御苑をお楽しみください。
2015年3月21日 16:07