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庭園を守るお仕事通信12月号【菊班】

庭園を守る取り組み

本日は庭園管理業務のひとつ「菊栽培」にスポットをあて、菊班の12月の作業から「大作りの結い立て」をピックアップしてご紹介します。

11月開催の菊花壇展の本花壇に飾られる菊には、さまざまな条件があります。そして、条件をクリアするためには準備が必要です。
結い立てとは、条件に見合った菊を作るための準備の作業です。

挿し芽をした株が生長したら、鉢上げを行います。現在は10号鉢(直径30cmの鉢)に植えられており、すでに3回結い立てを行っています。
本花壇に使用できる株の条件のひとつとして、2回目の摘芯で、一株の枝の本数が最低でも25本あることが上げられます。さらに25本の枝を摘芯して分枝させ、最終段階では5~600輪の花が咲くように仕立てます。

枝は摘芯すると脇から芽が出て分かれていきます。分かれると枝の重さを支えようとして、うまく生長できなくなったりするので、ラフィアと呼ばれる紐などで支柱に結び、人の手を加えて支えてあげます。これが結い立てです。支えてサポートすることにより、菊はぐんぐんと生長できます。また、結い立てすることで、最後に仕立てやすいように整形して育てることができます。


一株から出た枝を前後左右に配置し、それぞれ支柱にテープで沿わせてあり、一枝ずつ結い立てをします。枝分かれした枝の中でも、太くて生長の良い枝は外側に、細くて生長の遅い枝は内側になるように、配置します。無理に理想の形に配置するのではなく、あくまでも支えることにより、理想の場所に持っていくようにするのは、長年の勘とセンスが重要です。

植物は菊栽培スタッフの管理の元、日々生長します。生長のたびにこの作業を何度も繰り返し、11月に見事な大作りを皆様にご覧いただいています。伝統の菊花壇展を継承していくために、菊栽培スタッフは日々の細かい作業を大切にしています。

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