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新宿高校の生徒が栽培した内藤とうがらしプランターを展示しました

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中央休憩所と新宿門売店前に、新宿高校の生徒の皆さんが栽培した内藤とうがらしのプランターを展示しました。
(↑写真:中央休憩所)

(↑写真:新宿門売店前)

都立新宿高等学校は地域の歴史や文化を学ぶ総合学習を行っており、今年は新宿ゆかりの江戸東京野菜である「内藤とうがらし」を栽培しました。
5月に学校内の花壇に苗を植栽し、支柱や水やりなどの管理を行いました。6月に花が咲き、8月には実が赤くなりはじめ、9月に熟した実を収穫しました。収穫した実は乾燥させてタネを取る予定です。
>新宿高校ホームページで内藤とうがらしの栽培の様子を定期的に発信しています。

内藤とうがらしは実が大きな八房(やつふさ)という品種で、江戸時代に徳川家康の家臣である内藤家の屋敷地の菜園(後の新宿御苑)で栽培が始まりました。
当時の江戸の町ではファーストフードとしておそばが流行したことから、とうがらしは薬味として大変な人気となり、生産地にちなんで「内藤とうがらし」と名付けられました。
最盛期には、秋の実りの季節に新宿一帯に真っ赤なじゅうたんを敷いたような光景が広がるほど盛んに生産されたそうです。

その後、江戸の都市化にともない、いったんは栽培が途絶えてしまいましたが、「内藤とうがらしプロジェクト」により復活し、平成25年(2013)に江戸東京野菜に認定されました。現在は学校や地元商店街で地域ゆかりの野菜として大切に栽培されています。
>新宿名物、復活!内藤とうがらしプロジェクト公式サイトはこちら

展示した内藤とうがらしは土にしっかりと根を張り、のびやかに葉っぱを広げています。よく見ると葉の中に隠れるように小さな白い花や、緑色の実もなりはじめています。これからの生長を暖かく見守ってあげてくださいね。

中央休憩所では内藤とうがらしを使ったオリジナルスイーツや雑貨なども販売しています。
ご来園の際にはぜひお立ち寄りください。

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