お知らせ

庭園を守るお仕事通信7月号【菊班】

庭園を守る取り組み

本日は庭園管理業務のひとつ「菊栽培」にスポットをあて、菊班の7月の作業から「芽の調整」をピックアップしてご紹介します。

11月の菊花壇展では、皇室ゆかりの伝統の様式で仕立てられた花壇をご覧いただけます。伊勢菊・嵯峨菊・丁子菊は、1株を6輪に枝分けする「一六作り(いちろくづくり)」の技法で仕立てたものを鉢の真ん中に1本、周りに6本の計7本植え込んでいます。

6月に定植した菊は支柱が立てられかなり生長しています。

【6月の様子】


【7月の様子】

菊花壇展で飾るためには、この時期は一定の高さまで茎を伸ばさなければなりませんが、菊は性質上どんどんと柳芽(花が咲かない芽の事)を出し、脇芽をたくさん付けようとします。そうすると余分な芽にも養分が取られてしまうため、茎があまり伸びなくなってしまいます。そのため、芽の調整を行います。

摘芯すると、新しい芽が通常3本出てきます。

その中で一番良い状態の芽を残して支柱に結い立てし、次に良い芽は、予備として残しておきます。残りは成長の妨げになるために取り除きます。これが、芽の調整の作業です。菊を本花壇に適した高さにするためには欠かせない工程です。

芽の調整は時期や生長具合に応じて行います。たくさんある本花壇の候補の株からよりよいものを選別し、8月下旬には雨風が当たらない場所に鉢を移して台風に備えたり、仕立て直しを行います。
11月の菊花壇展をどうぞお楽しみに。

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