お知らせ

庭園を守るお仕事通信3月号【菊班】

庭園を守る取り組み

いつも新宿御苑にご来園いただきまして、誠にありがとうございます。
新型コロナウイルス感染症の更なる感染拡大防止のため、緊急事態宣言の発令に伴い、令和2年12月26日(土)より臨時閉園しております。
園内の自然情報の発信については、新宿御苑の庭園風景をインターネットを通してご鑑賞いただきたく、引き続き情報発信を行います。
スタッフ一同、みなさまにご来園いただける日まで、庭園や植物の栽培管理をしっかり行ってまいります。何卒ご理解とご協力のほどどうぞよろしくお願いいたします。

本日は庭園管理業務のひとつ「菊栽培」にスポットをあて、菊班の3月の作業から「親木の摘芯」をピックアップしてご紹介します。

菊班は、毎年11月1日から15日まで行われる「菊花壇展」に向けて、一年を通して菊の栽培に取り組んでいます。

菊は挿し芽で株を増やしていきます。今回の「親木の摘芯」の作業は、4月に挿し芽を行うための前段階の作業です。
挿し芽をするときの挿し穂をとる、もとの木を親木(おやぎ)といい、昨年に咲いた花が枯れてしばらくすると、脇から新芽が出て生長していきます。その芽を摘み取って土に挿すことを挿し芽といいます。

生長しすぎると、茎がかたくなってしまったり、葉が多すぎると水分が蒸発しやすくなったりなどの理由で、ただ摘み取って挿しただけでは、品質のよいものはできません。
いつ挿し芽をするのかを逆算して、より良い状態で挿し芽ができるように、摘芯をします。

ひとつの芽から、良い状態の次の芽が2・3本出来るように、葉を2~4枚残して、上の部分をハサミで切り取ります。これが、摘芯の作業です。
今回は大菊の株の摘芯でした。

この作業は、芽が出てから、挿し芽までの間、定期的に行います。


菊班の作業はひとつひとつが細かく、たいへん気を遣う作業ですが、毎年、皇室伝統の菊花壇展を多くのお客様にお楽しみいただくために、私たち国民公園協会は、これからも古典菊の品種の保全、栽培管理に取り組んでまいります。
菊花壇展の様子はこちら

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