樹木の伐採工事を行いました
先日、新宿門付近のヒマラヤシーダーの伐採工事を行いました。(写真は元気だったころの姿:2018年1月撮影)
このヒマラヤシーダーは、樹齢約95年、高さ約24m、幹回り約3.7mまで生育していましたが、1月末、根元付近に傷んでいる部分が見つかり、その後詳細な調査で支持根の腐朽、幹の割れ等も確認され、このままでは危険な状態と判断されたため、やむを得ずこのタイミングで伐採されることとなりました。
伐採を担当された方に伺ったところ、一般的に元気な針葉樹を伐採すると、材に粘りがありヤニが出ることが普通ですが、この木にはほとんどそれが無かったうえ、抜根してみると根が全体の4分の1ほどしか生きておらず、衰退が激しい状態だったとのことでした。
新宿御苑には、約1万本の樹木の植栽がありますが、近年は大型台風の上陸も多く、被害を受けている樹木が多数あります。ご来園のお客様の安全を第一に考え、適宜調査をしています。危険な樹木が見つかった場合は園路の閉鎖など、作業中はご迷惑をおかけしますが、ご理解ご協力お願いいたします。