お知らせ

庭園を守るお仕事通信1月号【植生班】

庭園を守る取り組み

いつも新宿御苑にご来園いただきまして、誠にありがとうございます。
新型コロナウイルス感染症の更なる感染拡大防止のため、緊急事態宣言の発令に伴い、令和2年12月26日(土)より臨時閉園しております。
園内の自然情報の発信については、冬の新宿御苑の庭園風景をインターネットを通してご鑑賞いただきたく、引き続き情報発信を行います。

スタッフ一同、みなさまにご来園いただける日まで、庭園や植物の栽培管理をしっかり行ってまいります。何卒ご理解とご協力のほどどうぞよろしくお願いいたします。

本日は庭園管理業務のひとつ「植物管理」にスポットをあて、植生班の1月の作業から「バラ花壇の施肥(せひ)」をピックアップしてご紹介します。
先日の記事でバラ花壇の剪定作業をご紹介しましたが、今回は剪定後の施肥の作業です。
植生管理スタッフのほか、入園窓口や巡回スタッフ、売店スタッフも一緒に作業を行いました。

施肥とは植物に肥料を与える作業のこと。
人間が食事をするように植物も栄養を必要としますが、自然界とは違い、スペースの限られる庭や畑では栄養素の循環が十分ではありません。
そのため、施肥によって栄養を補うことで植物の生育を助けます。
冬季の施肥は寒肥(かんひ)といい、春の芽吹きの時期に向けて行います。

まず最初にバラの周りに深さ40㎝ほどの穴を掘ります。
元気な株は根っこを伸ばす力が強いため少し離れた位置に、幼木などは根がしっかり栄養を吸収できるよう近い位置に掘るのがポイントです。
木の健康状態を確認しながら、一株につき三か所ずつ穴を掘ってゆきます。

続いて、穴の中に牛ふんや油かすなどを混ぜあわせた肥料を入れます。
有機質由来の肥料は土壌の微生物を増やして、土をふかふかにする効果があります。
最後に穴を埋め戻して終了です。

新宿御苑のバラは、整形式庭園のプラタナス並木に囲まれた花壇に約110種500株を植栽しています。
初夏と秋の開花シーズンに向けて、一年通してさまざまな作業を行っています。
(写真↓:5月の開花シーズンのバラ花壇)

私たち国民公園協会は、園内の植物が健やかに生育できるよう、これからも庭園を守る取り組みを進めてまいります。

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