お知らせ

庭園を守るお仕事通信1月号【温室班】

庭園を守る取り組み

いつも新宿御苑にご来園いただきまして、誠にありがとうございます。
新型コロナウイルス感染症の更なる感染拡大防止のため、緊急事態宣言の発令に伴い、令和2年12月26日(土)より臨時閉園しております。
園内の自然情報の発信については、冬の新宿御苑の庭園風景をインターネットを通してご鑑賞いただきたく、引き続き情報発信を行います。

スタッフ一同、みなさまにご来園いただける日まで、庭園や植物の栽培管理をしっかり行ってまいります。何卒ご理解とご協力のほどどうぞよろしくお願いいたします。

本日は庭園管理業務のひとつ「温室」にスポットをあて、温室班の1月の作業から「池のお掃除」をピックアップしてご紹介します。

新宿御苑の温室は、平成24年(2012)11月にリニューアルオープンしました。
館内にはジャングルや池沼、山地、乾燥地のほか、日本国内における亜熱帯地域である小笠原諸島や南西諸島といった環境テーマごとに、世界各地の特色あふれる熱帯植物をご覧いただけます。
また、新宿御苑の歴史的な植物である洋らんや絶滅危惧植物など貴重な植物の保護栽培にも取り組んでいます。

温室中央には滝から水が流れ込む池があり、熱帯性スイレンやオオオニバスといった水生植物を展示しています。
より良い環境整備の一環として、植物の休眠期間であるこの時期にあわせて、リニューアルオープン以降はじめて池の清掃を行いました。

まずは水性植物をコンテナにいったん移します。
その後、水を抜き、底にたまった泥や落ち葉などをスコップですくいあげます。

水分を含んだ土はずっしりと重たいので、数人のスタッフが協力して運びます。
掃除が終わった後は再び水を満たして水生植物を戻します。

作業後の池の様子がこちらです。
池の透明度が上がったことで太陽光がしっかり届くので、植物の生育状態の改善にも繋がります。

新宿御苑の温室の歴史は今から約150年前の明治8年(1875)に日本初となる無加温式の温室が建てられたことに始まります。
宮中晩餐会で供す西洋野菜や果物、装飾花の栽培を行った皇室園芸場時代を経て、現在は環境省が所管する環境配慮型温室として、熱帯植物およそ2,700種を栽培、展示するほか、御苑で作出された希少な洋ランなどの希少植物の保全栽培を行っています。

私たち国民公園協会は、貴重な植物遺産の継承に努めるとともに、園内の植物が健やかに生育できるよう、これからも庭園を守る取り組みを進めてまいります。

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