温室のお仕事「企画展編」
新宿御苑の温室では月に一度、企画展を開催しています。
企画展のテーマは、植物をはじめ、新宿御苑や温室に関わる歴史など、温室スタッフが話し合い、案を出しています。
今回はみなさまに企画展の準備を行っている温室スタッフの作業をご紹介します。
今回のテーマは「パイナップルのなかま」です。バックヤードの栽培所にあるパイナップルの仲間を色、大きさ、形などで選別します。鉢が汚れているものや、劣化した鉢は美しく見えるように植え替えをします。
パイナップルの仲間はほとんどのものが、木や岩などに根を張って生育する植物です。鉢に植え替える場合は、木や岩のかわりに、バークチップと軽石を混合した用土を用います。
隙間に用土を入れてならし、バランスよく、より見やすくなるように形を整え、最後に栽培用のラベルに植え替えした年月日を記載します。
次は、名札づくりです。栽培用のラベルは、お客さまが見やすくなるように、文字を大きくしたり、見えやすい色を使うなど工夫しながら展示する植物の名札を作ります。
そして、展示する植物を飾る花台を選び、会場を作ります。植物の高さや大きさ、色合いを考えながら設置していきます。
温室スタッフによる手作りの企画展。毎月楽しい企画でみなさまをお出迎えします。
何か新しい発見があるかもしれませんね。