お知らせ

菊の播種(種まき)を行いました

菊花壇展

現在、新宿御苑は新型コロナウイルス感染拡大防止のため臨時閉園しておりますが、スタッフ一同みなさまにご来園いただける日に向けて、植物栽培や庭園の管理を行っております。
本日は菊班より、菊の播種(種まき)作業をご紹介いたします。

新宿御苑では11月1日から15日まで菊花壇展を開催しております。
皇室ゆかりの技術を継承する伝統ある行事で、毎年多くのお客様にお楽しみ頂いています。
展示する菊は、園内の南西にある菊栽培所で栽培しています。

一般的に菊は挿し芽で増やしますが、御苑では新品種や丈夫な品種の開発のため、種作りも行っています。
花が咲く11月に受粉作業を行い、12月の終わり頃に熟した種を採ります。そして翌春、ちょうど今くらいの時期に種をまきます。

作業手順は、まずトレーに用土を入れ、釘で195個もの種まき用の小さな穴を開けます。次に1~2ミリほどの種を1粒ずつ、わりばしを使って埋めます。
今年は33トレー分、約6千500粒の種をまきました。

続いて、しっかり水をあげます。
水やりは今後も土の状態などを見て、定期的に行います。

最後に、何の種をまいたか分かるように品種ごとにラベルを付けました。
まいた種は1週間ほどで芽を出し、さらに3週間ほど育ててから鉢上げをします。その期間に丈夫なものや、用途に適している品種を見極めて、よりよい品種を選別していきます。

品種は2~3年育てると、菊花壇展に適した花かどうかが分かりますが、これだけたくさんの種をまいても展示に使用できるほど質の良いものは全体の5パーセントにも満たないのです。
たいへん地道な作業ですが、新宿御苑 菊花壇展の晴れ舞台を支える大切な作業となっています。

(写真:懸崖作り花壇)

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