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「福羽イチゴ」展を開催しています

温室


今日は、お天気の良い祝日とあって、たくさんのお客様が来園されました。大温室エントランスホールにて開催している「福羽イチゴ」展も多くの方にご覧頂いています。

新宿御苑は、日本で最初に苺が生まれた場所です。御苑が皇室の御料地・農園として運営されていた明治時代、農学博士の福羽逸人は、国産苺第一号の「福羽苺」を作出しました。

フランスの「ゼネラル・シャンジー」というイチゴ品種から作出した「福羽イチゴ」は皇室献上用で「御苑イチゴ」や「御料イチゴ」とも呼ばれ、門外不出の果物でした。細長い楕円形の大ぶりなイチゴで色・形・香りともに優秀品種として、世界的にも名声を得るほどのイチゴになりました。

その後、大正時代に促成栽培用の高級品種として全国に普及しました。現在、おなじみの「とちおとめ」や「あまおう」・「女峰」・「とよのか」など多くのイチゴが「福羽イチゴ」から品種改良されました。

日本苺の祖といえる福羽苺は現在も温室で大切に栽培しています。

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