秋空に咲くジュウガツザクラ
天気予報では15時頃から雨が降る予想ですが「本当に夕方から雨が降るのかしら?」と思うような、青空が広がる気持ちの良いお天気です。太陽の柔らかな光に、心地よい空気が吹き抜ける散策日和の本日は、たくさんのお客様がレジャーシートを広げ、思い思いに園内を楽しまれています。
サービスセンター近くではジュウガツザクラが咲きはじめ、散策中のお客様は誘われるように足を止めていらっしゃいました。
「あれ?これ桜じゃない?」「秋なのに桜が見れるなんて、嬉しいわ。」とお客様。
秋に咲く桜との出会いに、花を愛でていらっしゃいました。
ジュウガツザクラ(十月桜)は、名前の通り秋に咲きはじめます。マメザクラとエドヒガンから生まれた栽培品種で、江戸時代末期にはすでに栽培されていたようです。一般的な春の桜は、みごろをむかえると一週間後にはハラハラと舞散りますが、ジュウガツザクラはこの後、春先まで咲き続けます。
花を近くで観察すると少し細い花びらの八重咲きで、春のボリュームたっぷりな八重咲きの桜と比べると可憐でかわいらしいですね。
花期が長い為、紅葉や冬木立との共演もお楽しみいただけるジュウガツザクラ。園内散策の際には、ぜひ秋に咲くサクラをお楽しみください。