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新宿御苑・歴史巨樹シリーズ ラクウショウ

新宿御苑の見どころ

 台風6号は関東を過ぎる前には熱帯低気圧へと変わり、本日は台風一過の様な青空が広がり、ぐんぐんと気温も上がり、いよいよ夏本番というようなお天気となりました。ご来園されたお客様は、清涼を求めて、巨樹が作り出す木陰の下でのんびりと過ごされています。

 本日は、新宿御苑の歴史巨樹の中でも人気の高いラクウショウをご紹介します。

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 新宿門から入ってすぐ、右手側の園路を外周に沿って進んで行くと、空高くそびえ立つ巨樹が並ぶ、幻想的な景色が広がります。木に囲まれ、ここが新宿であるということを忘れてしまいそうな雰囲気です。

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 巨樹の間を縫うように架けられた木道を歩いていると、地中からにょきにょきと、おとぎ話に出てくるドラゴンのツノを思わせる、不思議な形をしたものが生えているのがご覧いただけます。

 皆さま、これが何だかお分かりでしょうか?

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 これは気根(きこん)と呼ばれる根っこが変形したものです。ラクウショウは別名「沼杉(ぬますぎ)」と呼ばれおり、湿潤な沼地や川辺に生育し、地中にある根っこが水中では十分に酸素を吸収できないため、地上や水面に気根を出して呼吸しています。

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 東京近郊でラクウショウが植栽されていることはありますが、ここまで気根が立派に発達した木は大変珍しく、日本国内でも希少な生育地であるといわれています。

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 ラクウショウ(落羽松)は、アメリカ原産のスギ科の落葉高木です。枝には、何年も成長する多年生の枝と、その側枝である一年生の枝があります。一年生の枝は、秋になると葉をつけたまま落ちますが、その時の様子が鳥の羽が落ちているように見えるために「落羽松」と名付けられました。

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【秋の紅葉時の様子】

 夏の現在は、枝先にたくさん球果がついており、四季折々の姿がお楽しみいただけます。

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 新宿御苑のラクウショウは、先日ご紹介したユリノキなどとともに、明治20~30年代に日本で初めて植えられました。樹齢は120年以上で、樹高は30メートル近くにまで育っています。この巨樹が見てきた120年の歴史に想いを馳せながら、ぜひ夏の新宿御苑をお楽しみください。

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