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涼を感じる旧御凉亭

夏のみどころ

 昨日は久しぶりに太陽が顔を見せましたが、本日は薄曇りの空模様で、園内は梅雨らしいしっとりとした空気に包まれております。これからどんどん暑くなる夏の散策におすすめの涼やかな休憩処、日本庭園の旧御凉亭をご紹介します。

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 「日本庭園なのに、なぜ中国風の建物があるのですか?」とお尋ねになるお客様が時々いらっしゃいますが、旧御凉亭は、昭和天皇のご成婚を記念して台湾在住邦人の有志により昭和2年(1927)に建てられました。そのため屋根の形や瓦の色、内部の装飾などに中国南方地方の建築様式が取り入れられており、建築材料にも台湾杉や台湾桧などが使われています。国内において希少な本格的中国風建築物であり、新宿御苑が皇室庭園であった時代を今に伝える貴重な歴史建造物です。平成16年(2004)には東京都選定歴史的建造物に指定されています。

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 設計者である建築家・森山松之助は、当時の新聞紙上で「水の上に建つ御休息所」「夏の御散策の際に涼をとる建物」とその設計意図を述べています。実際、旧御凉亭の中に入ると、池からの風が通りぬけ、涼しさを感じます。そして、少し陰になった旧御凉亭の空間から眺める景色は、緑がより一層輝いて見えます。

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 旧御凉亭へむかう日本庭園の道は、刈ったばかりの芝の香りがとても清々しく、旧御凉亭正面の池の上にはトンボが飛び交い、季節が夏に向かって進んでいることが感じられます。これから夏本番を迎えますが、散策時には旧御凉亭をはじめ、涼やかな場所で休憩を取りながらお楽しみください。

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