お茶席体験イベントを開催しました
今日は朝から青空は見えるものの肌寒く、ようやく冬の訪れを感じる一日となりました。紅葉シーズンを迎えている園内、日本庭園のお茶室・翔天亭でお茶席の体験イベントを行いました。
翔天亭は明治39年、新宿御苑の造営と同時に建築されましたが、昭和20年に戦災で焼失し、昭和29年に1度再建され、その後平成3年に立て直しが行われました。平成3年の立て直しにあたっては、平成元年に新宿御苑で執り行われた昭和天皇の大喪の礼の際に建築された葬祭場の資材の一部が使用されました。
室内は和室(8畳)と土間(腰掛15席)からなり、和室でお茶をたてている様子を見ることができます。今回はお抹茶と桜茶をセットで提供しました。
桜茶はお祝い事によく用いられる、桜の花びらを塩漬けにしたものです。一般的に八重桜のカンザンが使用され、花びらが開いた様子はとても美しく、ほのかにサクラの風味が香ります。サクラの名所でもある新宿御苑でいただくと趣がありますね。
園内では普段、楽羽亭でお抹茶(立礼席)をお楽しみいただけますので、新宿御苑に遊びに来られた際にはぜひお立ち寄りください。