真夏を彩るサルスベリの花
きらきらと日差しが眩しく、青空には入道雲がたくさん浮かんでいます。気温は開園後まもなく30℃を超えました。巨樹の中を散策すると蝉しぐれが降り注いでいます。
園内各所では、サルスベリがみごろをむかえています。「夏の花と言えば、サルスベリだよね。水辺にあるサルスベリは涼しそうでいいねえ。」とお客様が声をかけてくださいました。
サルスベリは中国が原産のミソハギ科の落葉小高木で、江戸時代以前に渡来しました。樹皮が薄くてはがれやすく平滑なので、木登りの上手な猿でも滑ってしまうというのが名前の由来です。
花の少ない真夏の時期に100日間も紅い花が咲くころから百日紅(ひゃくじつこう)とも呼ばれています。
【写真↑:エコハウス近く みごろ】
枝の先に円錐花序をつけ、3~4センチの花がたくさん咲きます。風でフワフワと鮮やかな花が揺れる姿は、風情があり目を惹きますね。新宿御苑には、園内各所に約50本のサルスベリの植栽があります。いろいろな景色の中で趣の違うサルスベリをご覧いただけます。
【写真↑:西休憩所近く 咲き始め】
【写真↑:日本庭園 白花みごろ】
【写真↑:中の池 みごろ】
【写真↑:下の池 みごろ】
真夏の庭を彩り続けるサルスベリの花をお楽しみください。