艶めくウコンの花
台風12号の接近に伴い、朝から雨が降ったりやんだりしています。夕方から大雨になる予報が出ていますが、今のところ静かな雨で、園内はしっとりとした空気に包まれています。
大温室でウコンがみごろをむかえています。以前のウコンは鉢植えの展示でしたが、地植えになり嬉しそうにツヤツヤした葉を茂らせています。
ウコンが植栽されているのは、人と熱帯の植物コーナーに入ってすぐの植え込みです。パパイヤの木の奥に、艶やかで半透明な花が明かりを灯したように存在感を放っています。
ウコンはショウガ科の多年草です。発達した根茎は、「ターメリック」という名前でカレー粉の原料として有名ですが、沢庵漬けやバターの色づけ、黄色の染料、化学試薬にも利用されています。日本には、18世紀初めに渡来したといわれています。
【写真↑:バンドプシス パリシー】
温室では通路近くに様々な鉢植え植物の展示もしていますが、これは、普段バックヤードで育てられている植物です。温室担当スタッフはバックヤードの栽培所でたくさんの植物を管理しています。丹精込めて育てた植物はみごろをむかえると温室でお披露目です。
一年中、美しい花が咲く温室をお楽しみください。
【写真↑:サガリバナの落花】