ハギが咲きはじめました
今日は気温が30℃を下回り、さんさんと輝く太陽も雲が覆い隠してくれたことから、涼しく散策日和になりました。夏本番をむかえている園内、日本庭園ではハギが咲きはじめました。
ハギはマメ科の落葉低木で古い時代に中国から日本へ渡来したといわれています。当時は牧草として家畜の飼料として使われ、現在では荒地でもよく生え育つため、砂防用や植被植物として利用されたり、庭園や公園に植えられることも多い、私たちの身近な植物です。
秋の七草のひとつとしても親しまれ、万葉集にはハギを題材にした歌が多く収められています。その一つに「「萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花(ハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウ)」と山上憶良が詠んでいるのがよく知られています。
一般的に花はピンク色ですが、上の池近くでは、白い花のハギも咲きはじめていますので、こちらも合わせてご覧ください。