今日も気温がぐんぐんとあがり、35℃を超え猛暑日となりました。セミの声が響き渡る園内、フランス式整形庭園ではミナヅキがみごろをむかえています。

 

　

　ミナヅキは日本原産のアジサイ科の植物です。糊空木(ノリウツギ)の園芸品種で、古くから栽培され、材を楊枝やステッキ、傘の柄などに利用するなど、様々な形で利用されてきました。　　　　　　　　　　　　　　　　

　

　花色は白色で、満開になると円錐形になることから別名「ピラミッドアジサイ」と呼ばれています。1cmくらいの小さな花は、雄しべ・雌しべが退化し、花びらや萼(がく)が発達した装飾花になっています。

　ミナヅキの名前は、旧暦の6月(水無月)ころに咲くことに由来し、例年8月中旬ごろまで綺麗な花を楽しむことができます。夏の盛りの新宿御苑で涼し気な夏の花をお楽しみください。