エドヒガンがみごろです!
サクラの代表品種『ソメイヨシノ』が咲き進み、多くのお客様が開園間もない時間からご来園されています。満開の桜の前では、記念撮影やお花見を楽しまれており、園内にはたくさんの笑顔が溢れています。気温も20℃近くまで上がり、のんびりと桜散策するには良いお天気となっています。
玉藻池近くのイギリス風景式庭園の芝生では、エドヒガンがみごろとなりました。エドヒガンが植栽されいる周りには常緑樹が多く、緑の中で木一面を薄紅色に染め、ひときわ目立ちます。
空高くピンっと伸ばした枝先には、柔らかな花が咲き誇り、遠目から見ると空に浮かぶモコモコ雲のようにも見えますね。
エドヒガンの花色は、白色から紅色まで様々な種類がありますが、新宿御苑の木は淡い紅色の一重咲きです。花を近くで観察してみると、花びらの付け根の萼(がく)と呼ばれる部分よく見ると、ぷっくりと風船のように膨らんでいます。
エドヒガンは、本州から九州、朝鮮半島にかけて分布する自生種です。寿命が長く、山梨県や岐阜県には千年を超えるエドヒガンもあるそうです。新宿御苑のエドヒガンは平成12年に山形県白鷹町より譲り受けたものです。
(ソメイヨシノ)
花つきが良いことから様々な品種の作出に使われており、桜でお馴染のソメイヨシノをはじめ、人気のシダレザクラやコヒガンなどもエドヒガンから生まれた園芸品種です。
(下の池:シダレザクラ)
(芝生広場:コヒガン)
名前は春の彼岸ごろに咲くことから、彼岸桜(ヒガンザクラ)や東彼岸(アズマヒガン)とも呼ばれています。
桜色に染まる春の新宿御苑をお楽しみください。
【お願い】園内へのアルコールの持込は禁止しております。入園門において手荷物検査を行う場合がありますので、ご協力お願いいたします。(園内での販売も行っておりません)