薄紅色のエドヒガン
今日も開園間もなくから、たくさんのお客様が来園され、桜の新宿御苑を楽しんでいらっしゃいます。
玉藻池近くのイギリス庭園では、エドヒガンが咲きはじめました。
エドヒガンは園内に1本だけですが、広々としたイギリス庭園のオオケヤキの横に植栽されていて、枝ぶりもよく遠くからでも目をひきます。
エドヒガンは寿命が長く、山梨県や岐阜県には千年を超えるエドヒガンもあるそうです。新宿御苑のエドヒガンは平成12年に山形県白鷹町より譲り受けたものです。これからこの場所で大木に育っていくのが楽しみです。
エドヒガンの特徴はガクがひょうたんのような形をしていることです。ぷっくりとした赤いガクが可愛らしいですね。ガクと柄に毛があるところは、エドヒガンから作出されたソメイヨシノも受け継いでいます。
そのソメイヨシノですが、数日前からの冷え込みで咲き進みが遅れています。これからの天候にもよりますが、見ごろは4月2日以降になりそうです。
新宿御苑の桜の季節をお楽しみください。