内藤家ゆかりの桜です♪高遠小彼岸(タカトオコヒガン)みごろ
日を追うごとに桜が開花し、だんだんと春めいてきた新宿御苑。
染井吉野よりも早く咲く早春の桜のひとつ・高遠小彼岸(タカトオコヒガン)がみごろをむかえました。
一番のおすすめは大木戸門より入園してすぐのところに位置する玉藻池。
池にかかる橋にアーチをかけるように伸びた枝に、こぼれんばかりのピンク色の花が咲き、華やかな桜のトンネルが楽しめます。
花は淡紅色の一重咲きで、キンキマメザクラとエドヒガンの種間雑種と考えられています。
花は栽培品種の小彼岸(コヒガン)によく似ていますが、タカトオコヒガンは木がより大きく育つ点などが特徴となっています。
名前の通り、長野県伊那市の高遠城址に多く植栽される桜で、新宿御苑が高遠藩主内藤家の下屋敷であったことにちなみ贈られました。
玉藻池は江戸時代の内藤家の屋敷跡の面影をとどめる庭園です。現在の大木戸休憩所にはかつて御殿が建てられ、池、谷、築山をしつらえた景勝地「玉川園」が造られたといわれています。
遠くからでも目をひく華やかな色彩に、開園してまもなくたくさんのお客さまでにぎわう人気スポットとなりました。
このほか桜園地や下の池周辺など園内各所に約10本を植栽しています。
続けて、イギリス風景式庭園などではヨウコウ(陽光)、下の池ではシダレザクラ(枝垂桜)が咲きすすんできました。
(写真:イギリス風景式庭園のヨウコウ)
花の前で「はいチーズ!」
こちらも人気のフォトスポットとしてにぎわっていました。
(写真:下の池のシダレザクラ)
(写真:下の池のシダレザクラ)
ヨウコウ、シダレザクラのみごろは23日頃からになりそうです。
新宿御苑を散策の際にはぜひご覧ください。