ツバキカンザクラが咲いています
早朝から雨が降ったりやんだりしています。今週2度目の恵の雨になりました。しばらく、まとまった雨が降らずに、すっかり乾燥していた園内でしたが、しっとりとした空気に変わりました。花びらや葉に水滴をつけた植物は嬉しそうに見えます。
新宿門からサービスセンターに向かう園路左側、コブクザクラの後で、お問合せの多いツバキカンザクラが咲いています。
(サービスセンター方面から撮影)
ツバキカンザクラはカンヒザクラとカラミザクラの種間雑種と考えられる栽培品種です。愛媛県松山市の伊豫豆比古命神社(椿宮)に原木があり、名前の由来になっています。愛媛県では広く栽培されていますが、東京周辺では珍しい品種です。
オシベがスッと長く伸びて、ガクがさかづき形のところはカラミザクラから、ガクが紅色のところはカンヒザクラから受け継いだようです。
「初美人」という別名を持つツバキカンザクラ。園路を挟んだ向こう側のオカメザクラと仲良く咲いて、景色をパッと明るくしています。天候にもよりますが、今月いっぱいはお楽しみいただけそうです。お早目にご覧ください。