ウメがみごろ!お花見特等席へようこそ♪
日本庭園やイギリス風景式庭園、玉藻池など園内各所でウメがみごろをむかえました。
先日18日は暦の上では「雨水」、春一番が吹き、雪や氷が解けて雨水となる季節といわれます。
ここしばらくカラッと晴れた天気の良い日が続き、園内の芝生や草木もやや乾燥気味でしたが、昨晩は久しぶりに雨が降りました。水分をしっかり含んだためか、スイセンなどの草花もしゃきっと背筋を伸ばしているように感じられます。
(写真:エコハウス近く)
以前にブログでみごろをお知らせしたカンザクラ(寒桜)、河津桜(かワヅザクラ)に続いて、寒緋桜(カンヒザクラ)、修善寺寒桜(シュゼンジカンザクラ)、大寒桜(オオカンザクラ)、オカメなど次々と早咲きの桜が咲きはじめた新宿御苑。
早春の桜がみごろをむかえるなか、もう一つの早春の顔ともいえるウメの花がみごろをむかえ、園内各所で華やかな彩りと香りが楽しめます。
(写真:日本庭園)
こちらは日本庭園のお茶室・楽羽亭横の梅林です。
先日ご紹介した時は楽羽亭裏の斜面を中心に開花していましたが、現在は白梅・紅梅ともに咲きそろいました。
お茶室との和情緒あふれる組み合わせも楽しめ、写真撮影をなさるお客さまに人気のスポットとなっています。
すぐそばの四阿(あずまや)やベンチに腰かけて、のんびりと眺めていただくのもおすすめです。
また、上の池にかかる橋から見ると、まるで白い雪が積もったかのよう。ところどころに紅梅が咲き、可愛らしいアクセントになっています。
こちらはエコハウス(レストランゆりのき)前の梅林です。
新宿門から入って徒歩5分程度と、入口からアクセスのしやすいウメ鑑賞スポットです。
ここには園内1本のみとなるピンク色の枝垂れ梅を植栽しています。
(写真:しだれ梅)
梅林のそばには寛ぎながら梅を楽しめるようベンチを設置しており、お弁当やお団子を食べながら、みごろの梅の花を愛でていただけます。
こちらは玉藻池です。
大木戸門から入って徒歩5分程度と、こちらも入口からアクセスしやすいウメ鑑賞スポットとなっています。
玉藻池は江戸時代の内藤家の屋敷跡の面影をとどめる日本庭園です。
現在の大木戸休憩所には御殿が建てられ、池、谷、築山をしつらえた景勝地「玉川園」が造られたといわれています。
かつて御殿があった大木戸休憩所からは、カモたちがのんびりと羽を休める玉藻池の景観と、華やかに咲いたウメの花をお楽しみいただけます。
お天気にもよりますが、3月頭くらいまでみごろのウメをご覧いただけそうです。
春の訪れを告げる桜やウメの花を愛でながら、早春の園内を散策してみてはいかがでしょうか?