河津桜がみごろ!早咲きの桜に会いに来てみませんか?
イギリス風景式庭園で河津桜(カワヅザクラ)がみごろをむかえました。
1月31日に咲きすすむ様子をご紹介してからおよそ2週間。その間、雨や小雪がちらつく日もあったものの、順調に花を開き、満開となりました。
今日も昨日に続いて、すっきりした青空が広がるお天気となりました。澄んだ空色を背景に、薄紅色の花がこぼれんばかりに咲いています。
(写真:エコハウス前のカワヅザクラ)
河津桜は名前の通り、静岡県河津町ゆかりの桜で、早咲きの桜としても知られます。カワヅザクラが町の桜となっている河津町は、染井吉野よりも一足早いお花見スポットとしてニュースなどでも話題になっていますね。
約65種1100本の桜が咲く新宿御苑でも、カンザクラの次にみごろをむかえ、2月のまだ寒いうちから楽しめる桜として親しまれています。
河津桜はここエコハウス前に2本、サービスセンター近くに1本と植栽本数こそ少ないものの、華やかな花色が遠くらかでも目をひきます。
近年、日本には海外からも多くのお客様がいらっしゃいますが、新宿御苑でもほぼ毎日のように園内を散策なさる外国人のお客様の姿が見られます。
河津桜の写真を撮影していると、外国人のお客様より「これは桜ですか?」と尋ねられました。「そうですよ」とお伝えすると、「Cherry blossom!」と歓声が上がり、大変に驚かれた様子でした。
桜といえば日本観光の魅力のひとつとしても人気ですが、どうやら「春の花」「花の時期が短い」というようなイメージがあるようで、2月の桜は思いがけない出会いだったようです。
花を近くでご覧になりたい方には、サービスセンター近くの木がおすすめです。
ロウバイ、カンザクラの咲く園路の向かい側に、背の小さなカワヅザクラを1本植栽しています。
こちらの木は日当たりの具合か、まだ少しつぼみが残るものの、花つきは大変よく、枝いっぱいに薄紅色の花が咲いています。
木は背丈2メートルほどと小さく、枝の位置も低め。木のすぐそばまで寄っていただけるので、小さなお子さまでも花を間近にご覧いただけます。
カワヅザクラやカンザクラに続いて、シュゼンジカンザクラ、カンヒザクラと、次々とつぼみをほころばせはじめた早春の桜たち。
1月の寒桜にはじまった新宿御苑の桜シーズン。2月の早春の桜、3月の染井吉野、4月の八重桜や菊桜へと、これからも特色あふれる桜たちがバトンリレーをつないでゆきますので、ぜひご注目ください。