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涼やかに水辺を彩るフジの花

初夏のみどころ

 初夏という言葉がぴったりの日差しが眩しい遠足日和になりました。今日は可愛いお客さまがたくさん来園され、花や新緑の美しい園内を写生する一生懸命な後姿など微笑ましい景色も広がっています。

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 日本庭園でお子様たちの人気を集めていたのは、みごろをむかえたフジ。風にそよそよ花を揺らし、まるで子供たちにエールを送りながら写生のモデルを務めているようです。

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 新宿御苑には藤棚が二つありますが、こちらの日本庭園の上の池にすすむ小川沿いにある藤棚は、柵の中なので近付いてはご覧いただけませんが、四阿の近くからご覧いただくと、写し鏡の藤棚をご覧いただけます。

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 お花を近くでご覧頂きたい方には、旧御凉亭近くの藤棚がおすすめです。棚の周辺には甘い香りが立ち込めています。

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 フジは、本州から九州の山野に自生している日本固有のつる性植物で、ほかの木に巻きついて生長していくのが特徴です。つる状になる性質を生かして棚に仕立てることが多く、細かい葉で気持ちのいい日陰を作るのに一役買っていますが、フジは強い日当たりを好む植物なので、フジにとっても人にとってもいい状態なんですね。

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 フジの花は、枝先に長くしだれ、20センチから100センチになることもあるそうです。1.5~2センチほどの大きさの蝶形の花が集まって咲き、藤色という色名にもなった薄紫色が涼やかです。

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 天候にもよりますが、今月いっぱい位は綺麗にご覧いただけそうです。

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