風に揺れるバイゴジジュズカケザクラ
薄日が射したり、曇ったりの変わりやすい空模様。時折、強い風が吹いていますが、過ごしやすい一日になりました。美しかった桜の季節は菊桜にバトンが渡り、最終コーナーに入ったようです。
園内各所では、バイゴジシュズカケザクラがみごろをむかえています。下の池近くでは、今がちょうど満開となっており、細い枝にたくさんの花をつけ、風に揺れています。
枝先で揺れる花、太い枝に寄り添うように咲く花など、いろいろな表情を見せてくれています。
フランス式整形庭園では、堂々たる大木にびっしりと花を咲かせています。
日当たりの良い枝先は少し散りはじめていますが、残ったガクの紅色が華やかさを添えています。
バイゴジジュズカケザクラは新潟県京ヶ瀬村の梅護持に国の天然記念物に指定された原木があり、親鸞聖人が出立の際、手にしていた数珠を桜の枝に掛けて仏法を説いたところ、毎年数珠のように花がつながって咲くようになったと伝えられています。園内には、他にも日本庭園などに植栽がありますので、探してみてはいかがでしょうか。