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本日は十五夜です!!

新宿御苑の見どころ

 9月27日の本日は、中秋の名月。この日は「十五夜」とも呼ばれていて、お月見をする習わしとなっています。「お月見」といえば、「お団子」や「満月」などを思い浮かべるかと思いますが、お月見には欠かせない植物、ススキがみごろをむかえています。

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 ススキは日本庭園・上の池の橋のたもとに植栽されています。ときおり吹く風に穂を揺らし、何とも気持ちよさそうです。

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 イネ科の多年草で、高さが1~2メートルにもなる大型の植物です。「すくすく育ち立つ木(草)」の様子から名前が付けられたといわれています。また、フサフサの穂が動物の尾に似ていることから、尾花という別名でも呼ばれています。かつては、茅葺き屋根の材料や家畜のエサとして利用されることが多かったため、集落の近くにはカヤ場と呼ばれるススキ草原がありました。

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 お月見の風習が中国から日本に伝わったのは、奈良~平安時代といわれています。当初は庶民の間では「お月見」という習慣は無く、貴族たちが月を眺めながら宴を開いていたそうです。平安時代の貴族は月を直接鑑賞するのではなく、舟に乗って水面に映る月を愛でていたそうです。江戸時代に入ると庶民の間で収穫祭として広く親しまれるようになりました。 現在では、お月見の日にお団子やお餅、ススキ、里芋などをお供えして、月を眺める風習となっています。

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