ツルボがみごろです
中央休憩所前や楽羽亭横の梅林の足元ではツルボがみごろをむかえています。今日は朝からどんよりとした曇り空ですが、園内には涼やかな風が吹き抜け、過ごしやすい一日となりました。
ツルボというキジカクシ科の多年草で、日本全国のほか、中国や朝鮮半島など東アジアにのみ分布し、山野や畑のあぜ道や海岸など、日当たりの良い場所に自生しています。
名前は、蔓のような花穂をつけることから「蔓穂(ツルホ)」、穂が連なる「連穂(ツラホ)」が転じて、ツルボと呼ばれるようになったという説があります。また、細長い花の形を、昔の貴族が参内するときに従者がさしかけた傘にたとえたことから、参内傘(サンダイガサ)の別名もあります。
フランス式整形庭園のプラタナス並木の足元など、色々なところで花を咲かせていますので、探しながらの園内散策も面白いかもしれませんね。