タマスダレがみごろです
本日は、灰色の雲が空を覆い太陽が隠れているため、過ごしやすい一日となっています。園内を散策していると、心地よい涼風が吹き、休日ということもありレジャーシートを広げてピクニックを楽しむご家族連れの姿や芝生を駆け回るお子様たちの元気な声が響いています。
イギリス風景式庭園にある重要文化財・旧洋館御休所前の植込みでは、タマスダレがみごろをむかえました。
ここ数日、まとまった雨が降ったため球根が潤い花を一気に咲かせました。深緑の草の上に純白の星形の花が咲き、まるで夜空に散りばめられた星空のようです。
『タマスダレ(玉簾)』という名前は、白く美しく咲く花を「玉」に、葉が集まっている様子を「簾」に例えたところから付けられたと言われています。
日本には古い時代に渡来し、庭や花壇の縁取りなどによく利用されています。本日ご紹介した旧洋館御休所前の他に、タマスダレは千駄ヶ谷門の外の植え込みにも植栽されています。