日本庭園でハギが咲きはじめました
8月8日の今日は立秋。暦の上では秋となりましたが、気温は30℃を越えてまだまだ夏真っ盛りとなっています。日本庭園では、少し早く秋の風景へと変わり始めています。上の池の縁では、ススキの花穂が揺れ風に揺れ、ハギがしなやかな枝を伸ばし薄紅色のこまやかな花を咲かせています。
「はぎ、おばな、ききょう、かるかや、おみなえし、くず、フジバカマ、秋の七草」と秋の七草の筆頭に詠まれたハギ。万葉の時代からハギは多くの人に愛され、万葉集に最も多く詠われています。
葉は家畜の飼料や干して茶の代用に、根は煎じて民間薬に、そして枝はほうきや垣根に使われていたそうです。ハギは日本人の生活に寄り添ってきた植物なのですね。
ハギの花を愛でながらの散策はいかがですか?