「涼しげな青い花が、新宿門横に咲いているんですが、何でしょう?」

最近、お客様によくお問合せをいただくこの花を皆さんご存知ですか?

　正解は、ツルニチニチソウです。

濃い緑色の葉の中に咲く青い花。ときおり風に揺らぐ姿は、カザグルマを連想させる花です。地面を覆い隠すほど、繁殖力旺盛で半日陰でもよく育つため庭のグランドカバーや寄せ植えなどに利用されています。

　ツルニチニチソウという名前は、つるとつるが絡み合い毎日花を咲かせることに由来しています。また原産地のヨーロッパでは、常緑で冬も枯れないことから、永遠の生命のシンボルとされ、『身に付けると繁栄と幸福をもたらしてくれる』という古くからの言い伝えがあり、別名で「大地のよろこび」と呼ばれているそうです。

　本日も晴天に恵まれ、散策日和となっています。つい先日まで桜色に包まれていた新宿御苑も、4月下旬に入り園内各所では新芽の緑がキラキラとまぶしい季節となりました。初夏に咲く花をお楽しみください。