桜園地のイチハラトラノオ
桜園地の一角ではイチハラトラノオがみごろをむかえました。京都府京都市の市原にあった原木から広められた桜で、長く伸びた枝先に、花がぴったりとくっついて咲く様子が虎の尻尾のように見えることが名前の由来となっています。
雨の日にもたくさんの種類の桜が植栽されている桜園地は人気のスポットの一つです。今日は肌寒い一日となりましたが、桜を求めた多くのお客様が散策されていました。その桜園地の一角でイチハラトラノオは異彩を放っています。
枝ぶりなどを見ると他の桜にはない力強さがあります。花は白色、つぼみはほんのりピンク色がかっていて、こちらはやさしい表情です。
「毎年これがお目当てなのよ」とお客様。園内には65種1100本の桜が植栽されていますが、それぞれの桜には多くのファンの方がいらっしゃいます。新宿御苑には都内でおなじみの桜から、あまりお目にかかれない桜までさまざまな品種の桜があります。園内でお気に入りの1本を見つけてはいかがでしょうか。