桜の主役をバトンタッチ!八重桜が咲きはじめました
今日は朝からすっきりしない空模様となりましたが、4月の最初の週末ということもあって、約3万7千人のお客さまにご来園いただきました。ニュースなどによると、今春の日本はアジアを中心に外国人旅行者が増えているとのこと。新宿御苑にも日本の桜をお目当てに、連日たくさんのお客さまがいらっしゃっています。
生まれた国や言葉が違っていても、美しい花や景色を見て感動する気持ちは万国共通のようで、散策や記念撮影など、みなさまそれぞれに御苑の桜を楽しんでいらっしゃいました。
(写真:チョウシュウヒザクラ)
先日みごろとなったソメイヨシノ(染井吉野)は、ここのところの雨風もあって、花びらが風に舞い散りはじめました。園内ほぼ中央に位置する中の池は、池の周りにたくさんのソメイヨシノを植栽したエリアです。花びらが舞い落ち、美しい花筏が水辺の景色を彩ります。
ソメイヨシノをはじめ、たくさんの種類の桜が楽しめるイギリス風景式庭園では、御苑の桜の代表品種・八重桜のイチヨウ(一葉)が咲きはじめました。一部、開花の早いものは4分咲きくらいまで咲きすすんだものもあります。
ソメイヨシノとイチヨウの大木がとなりあわせに並ぶ一角では、華やかなツーショットも人気を集めていました。
(写真:手前がイチヨウ、奥がソメイヨシノ)
イギリス風景式庭園の各所では、黄色の桜・ウコン(鬱黄)や緑色の桜・ギョイコウ(御衣黄)も咲きはじめました。
(写真:ウコン)
(写真:ギョイコウ)
桜といえば染井吉野が一般的ですが、新宿御苑では八重桜が咲く4月中~下旬が桜のベストシーズンとなります。
ひとあし早く、ヤエベニシダレ(八重紅枝垂)やシロタエ(白妙)、チョウシュウヒザクラ(長州緋桜)など、早咲きの八重桜がみごろをむかえた園内。これからバトンをつなぐように、特色あふれる桜たちが順番に花を開いてゆきます。
八重桜が咲き誇る新宿御苑で、のんびりと春を過ごしてみてはいかがでしょうか。
園内の売店では、春限定のさくらスイーツやお菓子を各種取り揃えています。お花見ピクニックのデザートや、ご家族・お友達へのお土産にぜひご利用ください。