タギョウショウ(多行松)の剪定を行っています
日本庭園でタギョウショウの剪定を行っています。以前ご紹介した松の剪定や、フランス式整形庭園のプラタナス並木の剪定など、いずれも新宿御苑の冬の風物詩ともいえる光景です。
タギョウショウ(多行松)はアカマツの園芸品種です。株の根元から枝が分かれ、まるで野菜のブロッコリーのような樹形になるのが特徴です。このユニークな樹形に、お客様からはしばしば「枝を切って形を作っているんですか?」という質問をいただきますが、こちらがタギョウショウの自然樹形です
作業は植生担当の専門職員が木一本一本、手作業で行います。伸びすぎた余分な枝葉を取り除くことで風通しがよくなり、木が健康にすくすく成長できるよう、助ける効果があります。
お客さまに快適に御苑を楽しんでいただけるよう、樹木の手入れをはじめ、日々、庭園を守る取り組みをすすめております。作業中はご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解とご協力をお願いいたします。