フクジュソウが咲きはじめました
イギリス風景式庭園の植え込みでフクジュソウが咲きはじめました。ピリッとした冷たい冬の空気に包まれる園内ですが、ぽかぽか太陽のぬくもりが心地よく、おだやかな晴れ模様。あたたかなひだまりのなか、お日さまを思わせる黄色い花が咲いています。
(花の写真:日本庭園のフクジュソウ)
新宿御苑には、園内3か所にフクジュソウの植栽ポイントがありますが、なかでも一番開花が早いのが、日当たりのよいイギリス風景式庭園の植え込みです。純白のスイセン“ペーパーホワイト”がみごろ真っ盛りのなか、フクジュソウの花がぽつぽつと顔をのぞかせています。
「やっぱり新年といえばフクジュソウだよね!」と写真撮影を楽しむお客さま。数日前につぼみが出はじめてから、開花を今か今かと楽しみにされていらっしゃったそうです。フクジュソウは別名、元日草とも呼ばれ、新年を祝うおめでたい花としても親しまれています。
こちらの植え込みでは毎年、年末年始ごろに咲きはじめますが、昨年末は全国的に厳しい寒さとなったこともあり、今冬は年が明けてからの開花となりました。花数はまだまだ少なめですが、これからさらに花数を増やし、1月下旬にはみごろをむかえそうです。
日本庭園のお茶室・楽羽亭横は、花が近くで見られることから写真撮影に人気のスポットです。こちらのフクジュソウは開花がやや遅め。わずか1株のみ花が開きかけているものの、まだほとんどのつぼみが土の下でおやすみ中のようです。こちらのみごろは1月下旬から2月ごろになりそうです。