ナンテンがみごろです
日本庭園・御凉亭の入口近くで、ナンテンの実がみごろをむかえています。今日は曇り空で雲の切れ間から時折太陽の光がさしていましたが、その光に照らされ、実の赤色がより際立っています。
遠くから見ると果実の赤と葉の緑で本日・クリスマスイブにあったクリスマスカラーですね。近くで見ると真っ赤に熟した実は房状につき、重さで枝がしなっています。
ナンテンという名前は「難を転じる」ことにあやかり、火災や邪気をはらう効果のある縁起植物として庭木に多く植栽されてきました。薬効がすぐれていることから生薬としても利用されるなど、昔から生活に密着した植物です。あと1週間でお正月をむかえますが、正月飾りやおせち料理の色どりにも使われています。
園内では、ナンテンの真っ赤に熟した果実は冬の鳥たちの貴重な食料になっています。実の観察とともに、タイミングが合えば鳥のお食事風景も見れるかもしれませんね。